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2019-11

知れば知るほどに知らないと知る

TV放送大学を聴講してのことです。
明治神宮の森は人口につくった割には立派な森だそうです。
その森の地面の足跡程度の広さに一体どのくらいの生物が存在するのかある学者さんが調べたそうです。細かい数値は忘れましたが、ミミズやダニがそれぞれ数万匹、他にも沢山の種類が数千から数十万の単位で存在するとのことです。ミミズの数には驚きましたが、もしかすると聞き間違えかもしれません。まあ、ともかく私たち一般人の想像以上の種類と数の生物が身近な土の中にいることは確かなのです。

生物学者は生物のことに当然詳しいのですが、詳しいと思っていても地球に存在する生物の99%は未知とのことなのです。ちなみに知っている1%は200万種類程度とのことでした。こうして知っていくと、実は知らなかったことがわかってくるわけです。物事とはそういうものだと改めて思った次第なのです。

ところで、それでは生物学者は何も知らないのかというと、そんなこともないそうです。地球上の生物はある一定の規則により生きているということなのです。エネルギーを生成させることや遺伝の方法など6点くらい説明がありました。地中のダニと私たちは基本的に同じということなのです。

ここまでくるとまた「知ってきた」となります。

さて、ここで考えこみました。
放射線はダニにどのような影響を与えているだのろうか、と。どなたかわかりますか。そうです。またわからなくなりました。

そして想像すると恐ろしいことがわかると思います。
生物は複雑な連鎖で成立しています。その生物のそれぞれを私たちは同じ様なものとして考える事ができる一方、個々の生物に対して放射能が何をもたらすかわかっていないのです。しかも、知っている生物は1%だけです。

このように考えていくと、現実は恐ろしいと思えます。特に自然に逆らった場合、恐ろしいと気づいてきます。なにかの生物に異変が生じ、その生物が消滅したり、変質することでそれまでにあった連鎖が変わると想像できるのです。草がなくなればその連鎖で肉食動物が大きな影響を受ける事は学校で教わりましたから、連鎖については誰しもわかると思います。しかし、目に見えない連鎖についてはわからないし、見えないからなのか「大丈夫」と安易に考えてしまっているところがあるのではないでしょうか。「へーき、へーき」と。寸断された連鎖が私たちに影響を及ぼすまでに何年かかるかわかりません。数年かもしれないし数万年かもしれません。いずれにせよ、目に見えてわかった時には遅いのかもしれません。

福島第一原発事故が起きて数日後に、放射能が海洋の食物連鎖に与える影響に関して水産庁から「大丈夫」というようなコメントが出ていました。出たのは確かです。どういうレベルのコメントかわかりませんが、記憶している人は記憶していると思います。
「大丈夫」というこの言葉。自然に何かしでかした場合、これを言えるのは神様くらいしかいないのではないでしょうか。見識の深い学者ほど「なんともいえない」と答えるのだと思います。

人と自然との付き合いということでは私はインディアンを思い出します。インディアンに詳しいわけではありませんが、自然を尊重しながら生きてきた人達と思います。
私たちは日頃「インディアンのように生きよう」といえば、「君、車も飛行機も捨てられないよ」とかそういうことになるでしょう。しかし地球規模的に世界的に「地球温暖化」とか言い出したということは、人類として自然との共生を真剣に考えなければならない時にきていることの現れだと思います。そして、今すぐ何かができなくても、自然を尊重していく心を一人一人少しでも心のどこかに灯せればいいと思いますし、そういう時代に差し掛かったと思うのです。


以上のことから次に行き着くのです。

自然と原子力を知れば知るほど、知らないということがわかってくる。

放射能に関して「大丈夫」と言い切っている学者のその根拠は「人類の経験」でしかないのです。理論的な根拠を聞いてみてください。恐らく出てこないはずです。経験が駄目だということではありません。ただ「経験」と認識するのと「論理」と認識するのでは月とスッポンのような差があると思うわけです。

「人間が人口的に生み出したものは基本的によくない」
「しかし、人工的なものによって世界の一部のひとたちが恩恵をうけている」
「その恩恵は人間の欲望によるものである」
「人間の欲望は人間を進化させるが人間をも滅ぼす」
「結局、人間にとって大切なのは欲望の使いどころである」
というふうに思い巡りました。


「欲望の使いどころ」
これを個人レベルで地域レベルで国家レベルで人類レベルで常に考えていくことが大切だと思いました。







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