2006-01

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今更だが疑問に思う試験問題

受験かなにかの試験問題を思い出した。
「我が輩はねこである」
この出だしの作者は誰?
正解は夏目漱石であるが。。。。

よく考えてみるとこれで一体何を図ろうというのだ。
こんな問題ばかり出すものだから、要領のいい学生は、著名人の書いた代表作の冒頭を暗記し、それ以降は読まないという。

極論をいえば、誰もが知っていることを知っている人が選抜され、誰も知らないことを知っている人は落とされる仕組みだ。

TV番組で「ーー塾」とかいうのがある。
参加者の知識を試すものだ。
私も見て、「うーんわからん」とか「あの人は優秀だ」と笑いながら思っていた。
しかし、ここには大きな社会の問題が隠されているようでならない。
こうした大人も子供も見る番組が見知らぬ間に、知識偏重の偏った社会を形成しているのではないかと。本来その人が持っている最も大切な能力が種のままで芽が出ない。つまり水がない社会が。
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電車の中の風景

今朝、通勤電車に乗った。
最近は携帯を見る人の年齢層の幅が広がった。

さて、とても気になることがある。
それは女性の化粧である。
コンパクトを片手に実にいろんなことをしている。この間は吹き出物に軟膏を塗っていた。時折携帯に目をやっている人もいる。
化粧品の入ったカバンは開けっぴろげで中が丸見え。化粧といっしょにジュースを飲んだりパンにかぶりついたりの人もいる。混んでいるのに2人用の席に1人ででんとすわる。さすがに察したのか微妙にスペースは空けた。しかし、微妙であり、多少勇気のある人でないと座れない。

他人に迷惑をかけているわけではないということなのだろう。

しかし、おかしい。これらの現象は携帯が普及しだしてから発生し、そこには何かしらの因果関係があると思われる。
彼女らにとって隣の生身の人よりも携帯電話の向こうの人のほうが常に大切なのだ。彼女は携帯電話とともにどこにでも彼女の個室をつくるのである。周囲は人ではなく、物体である。

僕らにも全く身に覚えのない話でもないだろう。会話の途中で携帯に電話やメールがあり、そこに神経が一瞬移る。その時いっしょにいる人は多かれ少なかれ(非常に微細でも)一種の寂しさを感じるだろう。大きな一瞬であったりする。

目の前の人と向き合えないで人なのかよー。人は人であり、人だろう。犬も猫も道端ですれ違えばお互いに何かを感じ合っているではないか。目の前に困っている人がいるじゃないか。何もできなくても声をかけられなくても、せめて感じることはできるだろう。
大げさと思うが、涙が出る。

単なる彼女らの流行であり、すたれれば終わるものであれば、いい。しかし、そうでないのであれば、事は深刻であろう。彼女らの子供はいったいどう育てられるのであろうか。自己中心というのは自己の周りにまだ人が存在するが、これからは自己ネットワークオンリー型で、自己の形成するネットワークにいない人には全く関心のない人になってしまうのではないか。ご都合ネットワーク。そのネットワークがどのようなものかは、まだあまり私にはわからないが。

冬の訪れで渡り鳥が群れをなし空を飛ぶのをみて、その美しさに感動する。生きていくための群れ。ネットワーク。

ITの発達で様々なネットワークが形成されるが、自然の摂理をないがしろにしたものが多くを占めるようになった時、生きていくためのネットワークが崩れていくのではないか。

言いたい人に言いたいことを

某番組予告で。
ホテル再建の1シーン。
「言いたい人に言いたいことを言うこと」
これが印象に残った。

会議で言わなければならないことを言わない。
周囲の雰囲気やオピニオンリーダーに遠慮して。
など。

ピラミッド型企業にありがちなシーンであるが、
現代のフラット型企業でもありがちではないだろうか。
フラットだからできるはずが、フラットなゆえに
「誰にも言わない」とか「関係ない人にいう」など
がないだろうか。

勝手放題というのではない。
企業でもNPOでも行政でも何でも問題解決やサービス向上には
必要なキーワードではないだろうか。

物のない時代は心が豊だった

この言葉をある会話の中である人から聞いた。

単なる懐古ではないと思った。

「ない」からチャレンジする心。

もちろん、物があるから心が豊かにならないということではないだろう。
心の持ちようである。
ただ、物が沢山あって見えるものが見えなくなり、
見なくてはならないものを見る力が失せてきた。
いや、失せてきたのではなく、それだけ新たな力が要求される時代になったのかもしれない。
科学の進歩が人間の進歩よりも進んでしまったのだろう。

あせることはない。原点を見つめ直すことだ。

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